【8月12日 土曜日】天気:名古屋 はれ → 那覇 はれ台風9号の動きが心配されたがどうやら飛行機に影響はなそうである。 予定通り、15時30分名古屋空港に向けてショップを出発。空港までの道は 空いていたが、空港は人で一杯。やっぱお盆は混むものなんだ。 チェックインを済ませ荷物を預け、まずは喫茶店で一休み。 喫茶店を出てぼちぼち待合室に行こうと思い行き先表示板を見ると那覇行きの 飛行機は30分出発が遅れるそうな。 18時30分、名古屋空港出発。台風を避けるため琵琶湖上空を経由し瀬戸内海 を通り九州を南下して那覇に向かう。20時35分無事到着。 空港から小森運送会社の方の車でホテルへ移動。 ホテルの部屋に荷物を置いて遅めの夕食を摂る事にした。 夕食は、沖縄家庭料理の店『あんつく』に行くことにした。タクシーで行くことに したが、運転手さんは店を知らず無線で呼びかけて場所を聞いてもらったが「判らな い」と言う返事。どうしようかな?と思っていたら携帯で店に電話し運転手さんに 店の方と話してもらい何とか到着。 早速、ジーマミー豆腐・ミミガー・ゴーヤチャンプル・豆腐チャンプル・ラフテー やらナーベラーやらを食した。とても美味く、みんな満足。ビールは、やっぱりオリ オンビールである。明日からのダイビングに向けて乾杯である。 お腹も膨れたところで店を出てちょこっと歩いてタクシー拾ってホテルに向かう。 明日に備えて今日はこれで就寝。 朝、7時朝食。そして8時にホテルを出発。泊港まで車で10分。 荷物をコンテナに預け、乗船手続きを済ませ出航までしばし自由時間。FTでもあ る「とまりん」の店はまだ開いておらずちょっと予定外であった。 9時30分、フェリーに乗船。しかし、満席。てなわけで、デッキで寛ぐことにし た。10時、船は座間味に向けて出港。潮風が気持ちいい。快適である。 船は阿嘉島を経由し12時15分座間味村に到着。ダイビングショップ『カイト (*1) 』 ツルさん・池永さんが出迎えてくれた。 コンテナから荷物を出し、ショップの車に積み込み、お宿に向かう。港から古座間 味ビーチ方面に行き更に車を走らせること5分程で宿『民宿.夏海 (*2) 』に到着。 宿の横の小道を奥に行くとショップがある。ここには琉球犬がいるのだ。可愛いよ。 昼食を済ませ14時に出発するためにダイビング器材をメッシュに詰め込む。 いよいよ座間味でのダイビングスタートである。小川さん以外はみんな初めての 座間味、とっても楽しみである。 【8月13日 日曜日】天気:那覇 はれ → 座間味 はれ
港からボートで約10分でポイントに到着。ここは、地形が楽しめるところであ る。ガイドは鶴さん。サポートに服部さん池永さんとで潜る。また、自分達とは別に 他のグループも一緒に潜る。 EN後棚沿いに移動し横にぽっかり開いた穴に入る。尚、この穴は行き止まりな ので戻らなくてはならないが。 穴まで移動する際、年老いたモヨウフグが岩陰に隠れ、フエヤッコ・シモフリタナ バタウオ・尾の付け根の蝶ネクタイが魅力的なミヤコテングハギなどを見る。穴では、 アカマツカサ・サザナミヤッコ・アオギハゼなどがウロウロし、上を見上げると海面 が見え、光が眩しい。穴を見学した後は、来たルートを戻り棚沿いにFWである。 棚には攻撃的なルリホシスズメダイ・イソギンチャクの中で気持ち良さそうに泳ぐ セジロクマノミ・フタスジタマガシラ・ヒレナガスズメダイ・リュウキュウヒメジ・ カンモンハタ・ハナゴイ・トゲチョウチョウウオなどたくさんの魚がいて、私達を 出迎えてくれた。 のんびり潜り楽しんだところでEX。港に戻り、次のダイビングの準備をする。
次は、オリジナルポイントである、古座間味ビーチ前である。1本目と同じ メンバーで潜る。比嘉ちゃんは2本目お休み。お宿で寛ぐのであった。 ここは、砂地が広がり根が点在し、各根には様々な魚が居ついていてマクロ・ワ イド写真両方楽しめるポイントである。
さて、白い砂地に向かってENし即潜降。 まずは、ヨスジフエダイの根を見に行く。ここはヨスジフエダイの群れが根付く。 岩陰からオトヒメエビがこっちを見ている。オイランヨウジウオが居るらしく探し回 ったが見つからなかった。砂地にはハゼがイッパイ。オトメハゼ・ホシノハゼ・ヒメ シノビハゼなどなど。次に、カクレクマノミの根に移動。そして、スカシテンジクダ イの根に行く途中、砂地でウミテング探し。別で潜っていた儀武さんがサカタザメを 教えてくれた。サメを見た後ウミテング発見。ペアーの様である。砂地と同化してお りじっとしていたらわからない程である。そして、テンスの幼魚が現われる。
そうこうしているうちにスカシテンジクダイの根に到着。ここは、スカシテンジク ダイ・ハタンポの群れは圧巻である。周囲には3匹のハナミノカサゴがウロウロ。 イシヨウジウオが岩にへばりつき、根の穴にはアザハタが主のように居座る。アザハ タが動くと魚の群れに裂け目が入りとっても綺麗。 他にも、ウミシダの中には、ウミシダウバウオがおり、サンゴの中にデバスズメダ イ・ネッタイスズメダイ・イシガキスズメダイ・シマキンチャクフグ・テングカワハ ギなど多数の魚を見ることが出来る。 アンカー下の根にはウコンハネガイ。 十分満喫してEX。明日も来ようと思うのであった。 ダイビングを終え、宿に戻り夕飯を済ませショップでのLOG付けである。 テーブルには久米仙の1升ビン。今日のダイビングのビデオを見ながらLOG を書きその後は飲み会に入る。 23時宿に戻り就寝。 【8月14日 月曜日】天気:はれ>日は3本潜る予定である。天気もいいので阿嘉島方面の無人島まで潜りに 行く予定である。小川さんは相変わらず早起きしていたようだ。
座間味2日目の1本目はちょこっと遠出をして久場島北に行く。ボートで20分 くらい。 イソバナが群生するポイントであるためフィンで蹴らないように注意が必要。 先日と違い、今日から他のグループと別れて潜る。ガイドは儀武さんである。 ブリーフィング後早速EN。緩やかな流れにのってのドリフトである。 棚沿いを移動し、ハナゴイの群れ・アカモンガラの群れなどを見る。回遊魚が やってくるらしいが現われず。海底でゴマモンが体を倒してこっちを見ている。一瞬 緊張感が漂う。この時期卵を抱えているらしくかなりゴマモンは攻撃的になっている。 更に流れて、イソバナの群生地にたどり着きのんびりFW。モンガラカワハギが たくさん泳ぎまわる。大・中・小と大きさも様々。サラサゴンベ・ホシゴンベ・メガ ネゴンベ・ツノダシ・セジロクマノミなどが目を楽しませてくれる。 そして、EX。 一旦、港に戻るのであった。 港に戻り、宿で30分程寛ぎ、2本目に向かう。
2本目は、1本目の久場島北の近くにある無人島のポイントに潜る。今回も ドリフトダイビングである。魚影が濃く当たれば回遊魚が現われる ポイントである。儀武さんのガイドで潜る。
ENし、まずはクレバスを通過。ここは光が差し込み綺麗なところである。ムチヤ ギにガラスハゼ・ヨコシマエビが付く。クレバスを抜けて中層を移動。240°方向 からの流れを受けながら300°に移動。左手に壁が見えてくる。海底では、ハタタ テハゼがたくさんおり、マダラタルミの幼魚・サザナミヤッコ・ツユベラの幼魚・カ スミチョウチョウウオ・トゲチョウチョウウオ・ミスジチョウチョウウオ・クロフチ ススキベラの幼魚・ニシキヤッコ・ヒレナガスズメダイ・などなど、を見ながら潜る。 前方に根が見え、ここにはナンヨウハギが群れ、ヒフキアイゴ・コクテンフグ・チ ョウハン・クロスズメダイの幼魚・セナキルリスズメダイが多数・メガネゴンベ・ ホシゴンベなどを見ることができた。また、イソバナも大きくまだ荒らされていな いようだ。十分、堪能しEXをする。 港に戻る途中、マンタが出る場所に立ち寄りボート上からマンタ探し。いつでも シュノーケリングできるよう準備をする。15分ほど探したが残念ながら現われな かった。 港に戻り、昼食を摂る。3本目まで時間があるので各自寛ぐ。近くにビーチがある のでビーチで焼いてもよし、昼寝をしてもよし、のんびり過ごす。 3本目は昨日に行って気に入った古座間味ビーチ前である。
3本目はのんびりダイビングである。ガイドは鶴さん。サポートは服部さんであ る。 ENし、まずはカクレクマノミの根に行く。ここの岩穴にはタテジマキンチャクダ イが恥ずかしそうに隠れている。 そして、砂地でウミテング探しである。 居ました、ウミテング。昨日とは違う個体である。また、テンスが登場。そして、スカシテンジクダイの根に行きじっくり見 て回る。この砂地のポイントは魚影が濃く、飽きない。宮本さんだけが見たアカクク リの幼魚・ウミヘビは多数・ハナミノカサゴ・キリンミノカサゴ・イッテンチョウチ ョウウオ・ヨスジフエダイ・イシヨウジウオ・ブダイ・ダバスズメダイ・ミスジリュ ウキュウスズメダイ・ウコンハネガイ・などなど、た〜くさんの魚が見れます。 満足しEX。
今日の夕食はBBQ。LOG付けを早々に済ませる。 BBQの肉・野菜・魚貝類・ソウメンチャンプルは量が多い。食べきれない。 スタッフがどんどん焼いて運んでくれるのだが食べきれず、苦しかった。 明日は8時出港なので宴会は、23時でお開き。 おやすみなさい。 【8月15日 火曜日】天気:はれ時々にわか雨座間味最後のダイビングである。 朝、6時に昨日つけれなかったLOGを付け、7時に朝食。 7時45分ピックアップ。一本目は男岩である。潮止まりを狙って入る。
有名なポイント。男岩(ウガン)。ガイドは儀武さん。ドリフトダイビング。 ENし潜降。そこにはミノカサゴが2匹出迎えてくれた。男岩を右に見ながら移動。 カスミアジが泳ぎ回り、カスミチョウチョウウオが乱舞する。水深15mより浅い 棚では流れがきついようだ。15mより深い場所は殆ど流れなし。このダイビングは、 小川さん100本目のダイビングである。水中にて100本ダイビングを祝う。 男岩といえば、ハナヒゲウツボであるが今回はいつも居る場所におらず会えなかっ た。でも、魚は多く、キンギョハナダイの群れ・アカマツカサ・カンモンハタ・ハタ タテハゼ・クロユリハゼ・フタスジタマガシラ・ムチヤギのガラスハゼ・オジサン・ リュウキュウヒメジ・フエヤッコ・タイワンカマス・タテジマキンチャクダイ・オニ ハタタテ・ゴマモンなどなどがいたよ。 結局、男岩を半周したかな。 港に戻り、宿で寛ぐ。 いよいよ次が最後のダイビング。
気温:32℃/水温:26℃ 風向: S /風力:1/波浪:1 タンク:AL(10L/14k) 透視度:20m 最大水深:26.3m(Ave.11.1m) EN 10:47 → EX 11:32 2本目は灯台下。ここは、サンゴが綺麗でのんびり潜ることができるポイント。又、 地形も楽しめるところである。ガイドは儀武さん、アシスタントは池永 さんで潜る。 ENして潜降し、まずはクレバスを通り、地形を楽しむ。キンギョハナダイが光を受 けて乱舞する。カスミアジが1匹頭上を行ったり来たり泳ぎまわる。クレバスを出て棚に移動。途中、根の穴からハナゴンベが、こっちを伺っている。そしたら、真横をトビエイが凄い勢いで通過。尻尾が切れていた。「ま〜、マンタの代わりにしとこか」ということで何故か納得。 棚の上ではカクレクマノミ・セグロチョウチョウウオ・ルリホシスズメダイ・オヤ ビッチャ・ヒフキアイゴ・モンガラカワハギ・モンダルマガレイなどが泳ぎまわる。 まるで水族館の中を泳いでいるかのような感じがした。 楽しいダイビングは名残惜しいが、EX。
EX後、同じ灯台下でシュノーケリングを15分程楽しむ。テーブルサンゴが綺麗 なところである。次回来たときはここを潜ろうと儀武さんと話しをしたのであった。 宿に戻り、器材を洗い、民宿の方から車を借りてちょこっと買い物をして古座間味 ビーチに行き甲羅干しをする。人も少なくゆっくり寛げる。海を見ていると潜りたく なる。この沖にあの「ビーチ前」があるのかと思うと我慢できない。次、来たときは タンクだけ借りてビーチダイビングでもしようかな?と思うのであった。 3時間ほどビーチにいて、宿に戻り夕陽ツアーに行く準備をする。儀武さん・鶴さ ん・池永さん・体験ダイビングをした京都から来ていた方々と一緒に夕陽を見に行く。
展望台から目の前に渡名喜島が見える。夕陽が沈む方向に久米島が見える。 太陽はゆっくり沈む。一旦雲に隠れたが再度顔を出しこの時に記念撮影。 沈んだ後の夕焼けがまたきれいなこと。 宿に戻り夕食までの時間花火をやりに浜に行く。10分であっという間に終了。 短時間であったが盛り上がった花火であった。 夕食を済ませ、ショップに行き打ち上げである。ここでは、記念ダイビングされた 人には特製の泡盛が出される。小川さんがこの特製泡盛を一気にグラス半分ほど飲み フラフラになりそのままダウン。でも、この特製ドリンクは魅力的。久米島のケーキ もいいがこの特製ドリンクも捨てがたい。節目のダイビングを座間味で迎えるのも いいかもね。 ショップも翌日は休日(ダイビングなし)のため宴会は終わらない。 なんだかんだと1時頃に終了。みなさん、久米仙をたらふく飲んだようだ。 寝る前に雲行き怪しく、器材は殆ど乾いているので器材を収納。 ヤモリの泣き声を聞きながら就寝。 【8月16日 水曜日】天気:朝のうち雨のち晴れ早朝、豪雨とともに目が覚める。 一旦収まり、朝日が出てきて「よかった」と思っているとまたまた、豪雨。 も、暫くすると雨は上がり晴天。 荷物をパッキングし、車を借りてドライブ。チシ展望台・ウミガメが産卵に あらわれる砂浜を見学。港に行き昼食を摂る。 13時15分に港に送ってもらう。この日のクイーンザマミは満席。乗船手続き を済ませ乗り口に荷物を置いて並ぶ。
14時、儀武さん達が見送りに来てくれた。14時30分出港。 船が見えなくなるまで岸壁で手を振りつづけてくれた。ありがたい。 初めての座間味であったが気に入ってしまった。 「今度は小潮の時に来てね。」と言われた。小潮のほうが潜れる場所がたくさんあ そうな。 15時30分、泊港に到着。運送会社の方に飛行場まで送ってもらう。 お世話になった小森運送さんにお礼を言って、搭乗手続きを済ませ出発まで自由行 動。各自買い物をする。 17時55分、飛行機は名古屋に向けて飛び立つのであった。 無事20時に名古屋に到着。 荷物を車に積み込み各務原に戻り、解散。 みなさん、お疲れ様でした。 (*1)ダイビングショップ.カイト
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