2003年2月27日〜3月2日 2003年流氷ダイビングツアー
今年は初参加者を含め総勢3名と流氷ツアーにしては集まったかな。 過去2年見ることのできなかったクリオネに逢うべく2月27日〜3月2日の3泊4日 で北海道.知床半島西側のウトロに行ってきました。
参加者:安保さん(流氷2回目)・早野さん(流氷初)・ふるはた(流氷6回目)
2月27日(木) 天気:晴れ
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【網走駅前のかまくら】 |
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【移動中のバス】 |
名古屋空港12:15発→女満別空港14:15着。到着時気温は−5℃でヒヤッと する。私個人的には花粉の飛んでいない北の大地が心地よい。空港から路線バスでまずは 網走駅。そこから特急知床号ウトロ温泉に直行である。 道中、車窓から流氷を眺めながら移動。山に目をやるとエゾシカも出迎えてくれた。
初日は知床グランドホテルである。ここにはお世話になる トッカリさんが常駐しているのである。夕食前にブリーフィ ングである。しっかり1時間行われるのであった。 ブリーフィングも無事終わり夕食タイムである。ホテルの 夕食はバイキング式。サービスのお酒だけでは足らず(予想通 りである)ビールを注文。明日からのダイビングの無事を祈り 乾杯するのであった。
2月28日(金) 天気:晴れ
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【ウトロ港】 |
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【雪の斜面を降りて流氷へ】 |
朝、6時に外を見ると一面氷である。観光客が流氷ウオークを楽しんでいた。笑い声が聞こ え結構楽しそうであった。 因みに流氷ウオークは1人5000円であった。
9時に出発する前に今日からお世話になる民宿酋長の家に荷物を運ぶ。
本日のポイントは車で3分の幌別キャンプ場前である。 ポイントに着くとドライスーツに着替え、斜面を下り流氷へ降り立 つ。流氷の上を沖に向かって200m程歩くのであった。
本日は12名と大変多い人数である。
【1本目】
気温:0°C / 水温:-2°C
透視度:15m
最大水深:7.9m
潜水時間:20分 |
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【緊張気味である】 |
一年ぶりの流氷ダイビング1本目は緊張するもんだ。通常ガイド1名に付き最大2名までであ る が我々は3名でエントリ。いつに無く厚い淡水層を抜け海水に突入!いきなりクリオネ(感動(TT))
そしてマイマイ・ウミグモ・フウセンクラゲと言った中層の流氷下の生物が次々と出現。みどりち ゃんは何てラッキー何だ〜!と思うのであった。
しかし、私はそのころ海底にへばりつきギンポの仲間やハサキガニの子供と戯れていて実は中層 の生物は見ていなかったのであった。EXは淡水層を通過するのでこの時ラッコのように体を回転さ せしっかり器材を塩抜きしながら浮上するのであった。
インターバルには恒例の焼き鳥&苔桃ジャム入り紅茶を食し、腹ごなし&寒さ対策に マサイ族遊びや氷上の池で戯れるのであった。とってもスリリングである。
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【焼き鳥美味し〜い】 |
【マサイ族遊び:開始】 |
【マサイ族遊び:終了】 |
【2本目】
気温:4°C / 水温:-2°C
透視度:15m
最大水深:8.6m
潜水時間:35分 |
本日2本目のダイビングである。淡水層と海水層の境(ケーモクライン)が鮮明に見える。ダイナミックな 氷を見ながら表層を漂う。中層には相変わらずのクリオネ&マイマイが舞っている。海底には謎のウミウシ が居り、岩肌には白やオレンジのイソギンチャクが根付く。安保ちゃん・みどりちゃんは先にEXし私はもう暫く海底をさまようのであっ た。
今回の安保ちゃんのインナーソックスは平木さん特性靴下。とっても快適だったようだ。 冷たさに弱いシェルの足元に強い味方ができたようだ。
ダイビング終了し、昼食である。しかし、この日は14時30分であったので酋長の家 の夕食を考え話し合った末、出た結論はビールとつまみで済ますことになった。
夕方16時からは夕陽ウオッチング。夕陽の名所を観て回り宿に戻るのであった。
夕食はお馴染みのエゾシカのシチューやホッケの煮物など盛りだくさん。更に、チャ ンチャン焼きが登場。もうおなかは満腹である。相変わらずのボリュームだ。
食事を終えオーロラショウを見に行く。ドライのインナーでいざ出陣。藁を燃やした 煙にレーザー光線を当てオーロラを再現させるのである。最後はクリオネが羽ばたいて いた。宿に戻り冷えた体は温泉に浸かって温めるのが一番である。
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【夕陽ツアー】 |
【オーロラショー】 |
【オーロラショー:クリオネ】 |
3月1日(土) 天気:晴れ
今日も朝9時ピックアップで昨日と同じポイントに移動。今日も天気はよく氷上は ぽかぽか暖かである。本日は9名のゲストである。
【1本目】
気温:3°C / 水温:-1°C
透視度:15m
最大水深:6.7m
潜水時間:29分 |
本日1本目、3人でEN。中層メインで潜る。昨日同様、クリオネやマイマイ等登場。『今年は 何て素晴らしい流氷なんだ〜!』と思いながらまたまた着底。海底生物と戯れるのであった。 後半はロープを持たせてくれたので自由に移動し 流氷下を泳ぎまわる。気持良かった。満足満足。
インターバルはやはり焼き鳥&苔桃ジャム入り紅茶。そして、氷上で雪合戦や水溜り探索, マサイ族遊びで過ごすのであった。
【1本目】
気温:3°C / 水温:-1°C
透視度:15m
最大水深:6.7m
潜水時間:29分 |
早いものでもう最後のダイビング。各自思う存分潜るのであった。前半、中層でクリオネ・ マイマイを追いかけ、中盤は海底を這いギンポ を追いかけ。後半は淡水層の中氷の真下を移動 し様々な形の氷を見て回る。心置きなく堪能しEXするのであった。
【流氷下で出会った魚等】
クリオネ(ハダカカメガイ)・ミジンウキマイマイ・ウミグモ・フウセンクラゲ・ガジ・ナガガジ・ギンポ・ハナイトギンポ・ ハナサキガニyg・ベロ・ウミウシ 等
昼食を済ませ、LOG付けの為、グランドホテルに行くが時間があったのでホテルの売店を物色し一同、アルコール コーナーで立ち止まりワインや酒を見ていたらお店の人が出てきて利き酒大会の始まりである。床に座り込み、10種類くらい飲んだな。
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【ウトロ温泉方面】 |
【オシンコシンの滝】 |
いい気分でLOG付け行ない、その後はまたまた夕陽ツアー。そして、夕食。今回も満腹。絶対太って帰ることだろう。
3月2日(日) 天気:晴れ
朝、パッキング。一仕事した後は朝風呂でさっぱり。
朝食を済ませ、荷物を送る準備をする。
帰りは飛行場行きのオーロラ号を利用。お世話になった酋長の家の奥さんにお礼を 言って、ご主人にターミナルまで送っていただく。(来年もお世話になりま〜す)
女満別空港に行く途中、白鳥の湖を見て、網走湖畔を車窓から見るとアザラシが昼寝 をしていた。
飛行機は予定通り出発し夕刻、名古屋着。無事ツアー終了である。
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