2000年1月8日〜9日 あけましておめでとうございます。(もうすぐ節分。時の経つのは早いもんだ。)
ダイビングショップ・ヒラキの2000年最初のツアーは東伊豆のポイント、北川と富戸でした。
可愛いお魚てんこ盛りのダイビングだったようです。
レポーターはおなじみ、古籏さんです。
(祝!ダイブマスター取得!!手記「ダイブマスターへの道」も好評掲載中。)
<参加者>イントラ兼ガイドの平木さん・関の古田さん・栃木から現地合流の松本夫妻・レポーターの私(古籏)
【1月8日(土)】
朝4時出発を目標にショップに集合。
今回は3人なので車内は広々と使えとっても楽である。 冬ならではの快適なツアーである。
まだ暗い中、車はおもむろに動き出す。
目指すは東伊豆の北川である。高速に乗り、途中ドライバーの交代をしながら走り、浜名湖でトイレ休憩後富士川で朝食を摂る。 ここまで順調に来た。
食事は7時前だったので1階のレストランで摂ったが、1階は値段が高い。
2階に比べるとあまり美味しくないが、トン汁は美味い。
食事を終え、沼津で高速を降り北川へ。途中、大室山の公園では桜が咲いていた。
そして、一度は行って見たい蝋人形館・メキシコ館のT字路を左折後下って行くと海が・大島が目に飛び込んでくる。 海は穏やか、絶好のボートダイビング日和である。
ここまで来ると北川はすぐである。
北川には8時45分頃到着。いつになく早く着いた。
ここで、栃木の松本夫妻が合流。松本夫妻は既に到着していた。 ボートは10時30分出発なので、ぼちぼち着替えながらダイビングサービス内でコーヒーを飲みながら寛ぐ。
時間が来たのでトイレを済ませ、器材を軽トラに載せ人はボートまで約5分歩く。
そして、器材をセッティングしボートに乗りこむ。
ポイントは、カジカキという所でボートで5分もかからないので器材は装着する。
これでいつでもエントリーはOKである。
いよいよ本日・今年の1本目、青い海にエントリー。
<ポイント:カジカキ>
天気:曇り |
気温:15℃ |
水面:18℃ |
水中:17℃ |
風向:西 |
風力:1 |
波浪:0〜1 |
透視度:10〜15m |
最大水深:21m |
平均水深:14m |
潜水時間:48分 |
タンク:スチール(10.1L/12.7k) |
エントリー後アンカーに沿って潜降する。まずは、アンカー下の砂地でカミソリウオがおで迎え。
幸先のいいダイビングである。(来て良かった〜と思うのであった。)
次に、根を左回りに移動し、点在するソフトコーラルが咲き乱れる根を見て回る。 久しぶりのムギワラエビ、そして、クダゴンベと続く。 クダゴンベは小さく、ちょろちょろ動き回り落ち着きのないゴンベであった。 ムチヤギにはガラスハゼその他いろいろ。カメラ派はマクロが楽しい海である。 でも透視度がもっと良くなるとワイドも楽しい海だろう。 根を途中まで行ったところで来たルートを浅い水深で戻る。安全停止後EX。
港に戻り、ダイビングサービスの横にある温泉にスーツごとエントリー。
と〜っても気持ちいい。 冬のダイビングは温泉があるとより楽しいのだ。
] 温泉で十分温まった後はランチタイム。新メニュウの牛丼を食す。
お腹も膨れたことで、いよいよ2本目に出発。2本目もカジカキである。
<ポイント:カジカキ>
天気:曇り |
気温:14℃ |
水面:18℃ |
水中:17℃ |
風向:西 |
風力:1 |
波浪:1〜2 |
透視度:10〜15m |
最大水深:24m |
平均水深:13.5m |
潜水時間:48分 |
タンク:スチール(10.1L/12.7k) |
2本目は、浅場を移動し根を沖側に移動する。そこから右回りに根を見て回る。
ここまで来るとソフトコーラルのお花畑が広がり見応え十分である。
他のダイビングポイントでは見られないソフトコーラルの大きさ・生き生きしたソフトコーラルは、一見の価値ありです。 でもここを潜るには中性浮力がしっかりとれる人に潜ってもらいたい所ですね。
このソフトコーラルは大切にしていきたいものです。
ここでも本日2匹目のクダゴンベ登場。
この子は、大きくとても落ち着いていて、近寄ってもまったく動じず、写真を撮ってくださいと言わんばかりに構えていました。
そして、岩陰にはマツカサウオの大群、大きなオトヒメエビが居ました。
それにしても北川は潜っても飽きない所である。それに今回のヒットはなんと言ってもクダゴンベですね。
そうそうこのダイビングで松本嫁は100本に到達したそうな。
さて、ダイビングを終え器材を洗い、本日の宿泊先に移動。
宿はリゾートマンションでクアハウス・温泉付き。 とてもゴージャスである。
外には波の出るプールがあったよ。
でも冬は使えません。あしからず。
夕食前に私はDMの400m泳力テストを行うべくプールに行ったもののこのプール、長方形じゃない、なんか丸いぞ! どう見ても競泳用じゃない!寛いだり遊んだりするプールのようである。
それでも直線を測ってみると15mほどであった。
ということは400mは13往復と10mである。こんなとこで泳ぎたくない!!ってことでテストは中止。
後日行うことになった。プールを後にしそのまま風呂へ直行。
さっぱりしたところで夕食に向かう。 夕食は結構お腹いっぱいになります。
食事を済ませLOG付けをし、明日の富戸で松本嫁の100本記念水中写真を撮るため耐水紙に「祝100本」を書 きこみ準備をする。
そうこうしているうちに睡魔が襲いいつのまにか就寝・・・・・
【1月9日(日)】
朝8時に朝食を摂り、8時45分に宿を出発。今日は富戸に潜る。
場所は脇の浜2ビーチである。
ポイントに着き海を見るとうねり大。久し振りにEXでちょっと苦労しそうな状況である。
いよいよ本日1本目のダイビングの開始である。
<ポイント:脇の浜>
天気:晴れ |
気温:14℃ |
水面:18℃ |
水中:17℃ |
風向:北東 |
風力:1 |
波浪:2 |
透視度:2〜15m |
最大水深:18m |
平均水深:11.6m |
潜水時間:46分 |
タンク:アルミ(10.3L/14.1k) |
|
EN/EX場所はスロープに手すり付きなのであらかじめフィンを履いてENする。
うねりが大きくENはタイミングを見計らって引き潮に乗る。 (この方が楽にENできるのである。) EN地点は透視度2m。先が見えない。
|
|
松本嫁(写真右端)の100本記念ショット。
これからもガンガン潜りましょう。
(誰が主役だか良く判らん写真だ・・・) |
EN後潜降開始。
そのまま沖に向かい新たに砂地に設けられた漁礁の横を通り土管を目指す。
今回はタツノオトシゴが目標である。砂地にソフトコーラルが根付いた転石が点在し、結構きれいなところです。
沖まで来ると透視度は15m位になり、うねりの影響もなく落ち着いて潜れます。
さて、砂地で大きなホウボウが出てくれたものの、なかなかタツノオトシゴが見つからない。
そのかわり、ここで昨日用意した紙を取りだし松本嫁の100本記念撮影を行う。
写真を撮り終え1本目終了すべくEX地点に移動し、EXするのだが波がすごく手すりを掴み損ねると岸に転がるように 打ち上げられる為注意が必要である。
注意していたにもかかわらず私は、 手すりを掴めずそのまま岸に押し流されたが、カメラは死守しました。
本人もカメラも無事EXでき一先ず安心。
EX後は温泉に直行し身体が温まったところで浜に戻り、コンロで湯を沸かしコーヒー・スープ・味噌汁などお好みの物 をチョイスしそれらを飲みながら休憩。(ダイビング後のこの一杯が美味しいのだ)
休憩後、本日2本目のダイビング。波は更に激しく打ち寄せる。
<ポイント:脇の浜>
天気:晴れ |
気温:13℃ |
水面:18℃ |
水中:17℃ |
風向:北東 |
風力:1 |
波浪:2 |
透視度:2〜15m |
最大水深:17m |
平均水深:10.8m |
潜水時間:46分 |
タンク:アルミ(10.3L/14.1k) |
EN直後ベラの幼魚が2種類(ブチススキベラ他)ウネリにめげず漂っていた。
カメラ派にとっては厄介なウネリである。 そして、砂地とゴロタの境を移動し沖のブイに到達。 この周辺のソフトコーラルにはアオサハギの幼魚が隠れていた。 とても可愛い奴である。
砂地に目をやると1本目に見たホウボウが居た。今度は逃げずに暫らくそばに居てくれた。 そして、ふと先を見ると何とマンボウが砂地に横たわっているではありませんか。でも良く見ると内蔵のないマンボウでした。 でも、ちょっと可哀相なマンボウであった。 この季節水中を漂うだけでも楽しいのは私だけだろうか?
2本目を終了し、器材を洗い、乾かしている間にちょっと遅い昼食を摂る。
そして、食事を済ませ着替えて器材を片付け帰る準備をする。
15時頃に富戸を出発し、20時30分頃にショップに到着。
早く帰って来れてよかった・よかった。
今回のツアーはとても充実したツアーであった。2000年を飾るにふさわしいダイビングであった。 |